大晦日にお茶会に呼ばれても・・・除夜釜(じょやがま)
2022年12月12日
大晦日 31日から1日にかけて釜を掛ける
「除夜釜」(じょやがま)
なんだかとっても素敵な響きです
かつては冬の季節、僧侶を招いて読経などの仏事を行う家が多かったため
お坊さんが東西に忙しく走り回ることとなり
「しがはせる」から「しはす」になったといいます
そんな師走の大晦日に行われる茶事なんです
(これ!茶人なら憧れですね!)
お家元におきましては年末の火が着実に翌年に受け継がれるますようにと
残月亭の炉中に埋(うず)み火がなされます
12月31日 親しい友を招きひとときをともにする除夜釜
年末の忙しい仕事を終えて
気軽に立ち寄れるようにと玄関脇の小部屋などで一服差し上げるのが習いの茶事です
(今時、玄関脇の小部屋って・・・)
忙しいという言葉は心を亡くすと書きます
人生を一冊の伝記にするとしたら
今日一日の中でできることは ただ一つ
今何を持っているいないに関係なく
今日一日、自分にとっての成幸の人生にするために
どんな過ごし方をするか
一日一日の積み重ねですね
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問い合わせ
表千家茶道教室小林淳子
wakurabu@gmail.com