夜咄(よばなし)

2022年02月01日

早くも2月ですね
皆様いかがお過ごしでしょうか

私がどうしてここまで茶の湯にのめり込む事になったのか?
それが
初めて体験した時の感動が忘れられない
今回ご案内する【夜咄】なんです

夜咄(よばなし)とは、炉の季節の
冬至に近い頃から立春までの間、夕暮れ時から行われる茶事のことです
夜咄は、夜会ともいい
午後五時から六時頃の案内で
露地では灯篭や露地行灯に火を灯し
客は手燭で足元を照らしながら腰掛に進み
迎付のとき亭主と正客は手燭の交換をします

今回は昼間の時間に行いますので室内を暗くして行います

茶事は季節によって色々な時間に行われます

正午の茶事
朝茶
夜咄
暁の茶事
飯後の茶事
跡見の茶事
不時の茶事

茶室では、短檠(たんけい)や竹檠(ちっけい)、座敷行灯が使われ
点前や拝見のときは手燭を用います

夜咄は、初座の挨拶のあと
とりあえず寒さをしのぐため前茶(ぜんちゃ)といって
水次や水屋道具で薄茶を点てます

その後、初炭、懐石、中立、濃茶、続き薄茶の順に進められます。

夜咄は、昔は掛物や花を飾らなかったが
利休が飾るようになり
暗いので掛物は大きな字のもの
花は白花がよいとされます
また、花の替りに払子や如意などを掛けることもあります

夜咄は、茶事のうちでも最も難しいものとされ
宗旦は「茶の湯は夜咄にてあがり申す」と教えていたといいます

夜咄のご案内
日時:2022年2月20日(日)
席入:11時30分
*席入は身支度を整えて露地を通ってお茶室に入る時間を言います

参加申込の方は「夜咄」参加とお願い致します
追って、詳細をお送り致します

皆様にお会いできますこと楽しみにしています